【五行メタファー】
5000年の歴史を誇る東洋医学の中核をなす五行メタファーは多彩な解釈ができるように、なっています。
五行の木•火•土•金•水は宇宙に存在するすべてのものを、五つの要素で説明するメタファーになっています。
さらに木•火•土•金•水それぞれに十一項のメタファーがあります。
この十一項のメタファーを言葉に出した時に頭に浮かんでくるイメージが、一枚の絵のようであったり、映画を見ているようであれば、もっとも良く理解出来ていることになります。
私たちは知識や記憶のほとんどを感覚的なイメージとして蓄えていて、その記憶されたイメージが五感や感情、直感、自分を愛することや自己肯定感につながっているのです。
五行のメタファーは、今この瞬間の問題や長期的な目標にとって意義深いイメージやアイディア、感覚や気持ちをそのまま「心の記憶庫」から引き出してくれます。
中国語の「行」は「様相」と訳されていますが、本来「Xing(行)」は「歩く」「動く」という意味をもち、変化の移り変わりを示しています。
つまり、五行とは、5つの要素(行)が絶えず変化しながら、お互いにバランスを取り続け、移り変わりを表しているのです。
五行は、時の移り変わりについて
木→緑(春)
火→赤(夏)
土→黄(晩夏 季節の変わり目)
金→白(秋)
水→青(冬)
このように表しています。
長い周期では、一年の季節のめぐりや人生の流転。
短い周期では1日24時間の昼夜、
細胞の寿命
を
表します。