【「60年前の義兄の行為に怒り」必要なのはガマンじゃなくて決意】
讀賣新聞 人生案内 2018年8/22(水)
解答者はライターの最相葉月さんです。
相談者は70代の主婦。小学5年生の時に姉の婚約者に性的ないたずらをされた。乳がんで「死」を意識した時に、その時のことが浮上して、このままでは悔しくて死ぬに死ねない、という内容です。
根深い問題を扱う時には「言葉がけ」に注意が必要です。
投稿者の問題は一人で立ち向かうには深刻すぎます。信頼の置ける人に手伝ってもらう必要があります。
オデコに手を当てて、何が起こっていたのかを、五感(触れる、味わう、見る、聞く、臭いを嗅ぐ)を使って思い出します。
その瞬間のイメージを出来るだけ思い出してもらいます。
オデコに手を当てながら、何が起こっていたのか理解するように、うながすんです。
その時に聞こえていたこと、音、色、感じたこと、誰がそこにいたのか、何と言ったのかなどを思い出してもらいます。
解答者は、この先あなたが誰の妻でも母でも妹でもなく、ひとりの人間として、これからどう生きたいかに、かかっています。義兄に突きつけたあと、自分がどうありたいのか。憤怒を抱えたまま生きるのか、それとも、許しを与えるのか。
(中略)
どんな結果でも受け入れる覚悟をもち、実行なさるのがよいと思います。
(中略)
たとえ姉夫婦の関係が壊れたとしても、あなたは一切悪くありません。…人生の最終章ぐらい、晴明な心で生きていただきたいと思います。
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本日も、読んで頂き、有難う御座いました。