【「脈診」と「募穴」の違いに興味ある?】
2016年8月熱海で行われたマシューの講座の文字起こしです。
(先生)脈診の使い方は、みなさん問題なくやるんですけれども、必ず出る質問は
脈診と募穴の違いはなんなのか?
(マシュー)
以前はよく(脈診と募穴の)違いはないと思っていたんです。エネルギー過剰を調べる、1つの方法が募穴で(アラームポイント)で脈診は、もう1つの方法だと。
そのように教えていました。
じゃ、やって見ましょう、ということになり、募穴と脈診を両方チェックしました。そしたら結果が違ったんです。
ですから、墓穴も脈診もエネルギー過剰を見つける作業には違いないんですが、(募穴と脈診は)エネルギー過剰の異なる説明をテストしていることになるんです。
最初、誰かから、そういう質問を受けました。(募穴と脈診の)違いはなんなのか?「わかりません」と答えました。
以前は募穴と脈診の違いを知らなかったんです。それで「わからないんです。」と答えていました。だれか知っている人がいるか、聞いてみました。
何人かのキネシオロジストに聞いて、満足する答えを頂いたので、それに決めました。
募穴は英語で「ギャザリング・ポイント」と呼ばれています。
表面的なエネルギーが自然とギャザーのように集まる場所なんです。
エネルギーが過剰になっている時には、簡単にギャザリング・ポイントを(エネルギーが集まる場所)使って見つけることができます。
でも、それは経絡にも表面的な部分と深い部分の2つの流れがある(ということ)です。
内部の流れ(経絡の流れ)というのは、関連する臓器につながっているんです。
もちろん他の経絡とも、つながっているでしょう
ですからこのように「なでる流れ」以外の流れがあるということなんです。
脈診でチェックしているのは、より内部の流れです。ですから、異なる部分のエネルギー過剰を確認しているので、結果にバラツキがでるのでしょうね。
これが、これまでにみつけた一番、満足できる答えです。
ですから「募穴」か「脈診」を使ってください、ということですけれども、募穴と脈診を一緒にチェックするのはやめてね、ということなんです。
一発調整をする時には募穴を使います。
14筋の順次調整の後にチェックする方法としては脈診を使う。
そして今やったようなバランス調整のときも脈診を使う、と。
そして、痛みのタッピングのときも、伝統的には脈診を使って特定します。
(先生)ぼくの意見ではないんですけれども、脈診というものは、おそらく日本の鍼灸の先生方の間では、いろんなものをチェックするんですね。
だから、それをオーバーエネルギーだけだ、というのは、IKCとかキネシオロジスト側の意図でしかないのかな?と思っています。
(マシュー)そうですね。脈診で鍼灸師の方は感じとりますからね。
深いところを全部感じとるかも知れませんよね。 いろんな質も感じとる、と。
ちょっと触れるような、ちょっと空っぽな感じ、ロープみたいな感じがするとか、 いろんな謎めいたものを脈診から感じとられるでしょうね、
本当に優れた鍼灸師さんは。
脈を感じるだけで体中のエネルギーで起こっていることを感じとることが、できるんですね。
ですから、それは私たちがやっていることとは、かなり、違っています。(鍼灸を教える)学校によって臓器が変わってくるんですね、触れるポイントによって。
私たちが使っている臓器の割り当てとは、違うシステムを採用している学校もありますよね。
ですから鍼灸師のやっていることと私たちがやっていることとは、別ものですし、それを(鍼灸師が習うこと)マスターするには、かなりトレーニングが必要だと思うんですね。
タッチフォーーヘルスでやっていることは回路を特定して、このポイントを使って指標筋をチェックするだけなんです。
でも、これは特別なんです。
「回路の特定」といえば、普通はタッチフォーヘルスだと軽いタッチしか使いません。
でも脈診だけは軽いタッチと深いタッチの両方をやるんです。
このやり方を開発したのは誰なのか、私は知りません。
『軽いタッチが陽で、深いタッチが陰』
でも、なぜそれがこのように決まったのかは、分かりません。
タッチフォーヘルスでは、そういうやり方に決まっている、と。
そして、ほかのテクニックと同様にこれも、とても、上手くゆく、と。
なので、このようにやっています、と。
十分でしょうか?
(先生)十分なんですけど、簡単に教えたい僕たちとしては募穴(アラーム ポイント)と脈診とはオーバーエネルギーですけれども、ちがうよ、と。
募穴(アラームポイント)は表面的なオーバーエネルギーであり、脈診は深い層を流れるオーバーエネルギーなんだと教えるなら、僕として楽なんですけど、、、
(マシュー)わたしも、そのように教えています。
(先生)そう、ありがとう😊❣️
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本日も、読んで頂きありがとうございました。