【時には「散歩」時には「タッピング」】
2016年8月熱海で行われたLevel③の文字起こしです。
首の痛みやハリの解消について
Level②では、経絡の途中に痛みがあったら、片手で痛みに触れて、もう一方の手で経絡を歩いて行くんでしたよね。
そして痛みのポイントが見つかったら「散歩」します。これが経絡散歩です。
経絡散歩は痛みの場所を特定する必要があります。従来は最近の痛みに応用しました。
痛みのためのタッピングはより長期間、続いた痛みに使いますが、どちらの痛みにも、どのテクニックを、使ってもいいですよね。
痛みのためのタッピングで、取り扱う痛みは場所が特定されていなくても、複数の箇所でも、全体的に広がる痛みでも、かまいません。
完全版p.328
まず14筋を先にするのが理想的です。その後、まだ、痛みがあるかどうかをチェックするというのが理想なんですが、伝統的なバランスをとることで痛みが充分に軽減することがあるんですね。
それでも痛みが続く場合、その痛みをコントロールするための対処法ですね。
手首にある「脈」をチェックするんですね。このようにしてエネルギーの過剰を確かめます。全体的なバランス調整をした後で、理想的にはオーバーもアンダーもなくなってバランスが取れた状態であることなんですが、そこで痛みが活性する事で、まだ、そこに痛みが残っていることを確かめて、脈診をチェックします。
その特定の痛みに関係する新しいエネルギーの過剰になっている経絡を特定するんです。
どの経絡がエネルギー過剰になっているかによって
p.329
を見ると、どのタッピングポイントをやればいいかがわかります。
でも脈診のポイントがここには出ていないんです。p.121完全版
痛みのタッピングだけに使うのであれば、どうして、前の方に出でいるのか?
ほかに2つの使用方法が、あるからなんです。
まず、最初の利用方法は順次調整の最後の補足の手順として付け加えられています。
順次調整の時には募穴をチェックしないんですよね。そしてLevel②でエネルギーの過剰チェックをして一発調整をするんです。
でも以前の伝統で、順次調整をやった後にエネルギー過剰になっている経絡があるかどうかを脈診を使ってチェックしていたんです。
そして、エネルギー過剰が見つかったら、指圧のポイントを使って沈静化する、と。
Level①〜④まで内容を分けたので順次調整と脈診が切り離されたんです。
脈診をLevel③に入れたので、Level①の順次調整とは、かけ離れてしまったんです。
いま、Level③までやってきたので、この2つをくっつけたいと思います。
まず1つ目
《その1》
順次調整をして脈診をチェックする。
エネルギー過剰を沈静化する。
そうすると、手順がさらに完結したものになる。
そしてもう1つの補足的な使い方
《その2》
時々、14筋バランス調整をする時間がない時に、近道のバランス調整として脈診だけをチェックする。
過剰エネルギーを鎮静化する。
バランス調整はおわり。
では、練習するために、脈診に馴染むために14筋バランス調整が終わったと想定して、
または14筋をやっている時間がないので、「脈診だけをやるよ」という想定で、みんなの脈診をチェックしましょう。
そしてエネルギー過剰がみつかったら、それを鎮静化します。p.121ですね。
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本日も、読んで頂き、有難うございました。