【唇の厚い、薄いには理由がある・脾経のはなし】
人相学の話ではありません。
唇の厚い、薄いは、その人の脾の強弱を表す、と記されている本もあります。(※東洋医学概論から抜粋)
唇の厚薄は年齢に関係する場合もありますし、左右の片方だけが薄くなる傾向もあります。
口と唇は、飲食物の取入れ口であり、脾胃と密接な関係のある器官ですね。
脾の働きが正常ならば、口が苦いとか、粘るということがなく、食べ物を美味しいと感じることができるし、唇の色つやもキレイです。
反対に脾の働きが正常でなくなると、食べても美味しいと感じられなくなり、口の中が、ただれたり、ネバッコクなったり、口内炎が起こりやすくなります。
風邪をひいて味がわからなくなるのも脾に関係すると考えられています。
脾の生命活動エネルギーは意です。
意は、日本語の「おもう(思)」や「おぼえる(覚)」に当てはまりますから、脾が弱ると覚えが悪くなることも考えられます。
「氣」の流れは目には見えませんので、素人には扱いづらいと思われがちですが、キネシオロジーは、内臓と氣(エネルギー)と筋肉の関係性を明らかにしています。
広背筋の筋肉反射テストをすることで脾が正常にはたらいているか、いないかを知ることができるのです。
脾を元氣にするポイントをこすって、痛みを感じたら、脾の氣(エネルギー)が滞っていと、体が教えてくれているのです。
脾を元氣にするポイントをこすっていると、やがて痛みは変化しますので、そしたら、こするのをやめてくださいね。
内臓の調子を、目には見えない氣の流れによって知ることができ、筋肉で簡単に調節できるのがタッチフォーフヘルスです。
参考本:臓腑経絡学 東洋医学概論
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本日も、読んで頂き、有難うございました。