【「根氣がない」には理由がある。腎のはなし】
「根氣がない」
「やる氣が続かない」
ことを「根性がないからだ」と思っていませんか?
「根氣がない」とは、東洋医学では腎臓のはたらきが劣ろえていると考えられます。
なぜなら、
東洋医学では、『腎臓は生命の根本となる器』とされているからです。
人間の、精神作用をも含む、いっさいを包み込む器、とされているのが腎臓です。
人が生まれ、成長し、年老いて死んでゆくことに、すべて腎臓が関わっているのです。
生まれる時に両親から生命活動に必要なエネルギー「精(せい)」を受け継いでいますが、使っているうちに減ってきます。そこで、腎は、飲食物から栄養分を取りだした成分から、常に生命エネルギーを補っているのです。
腎臓が弱ると飲食物からつくる生命エネルギーを補うことができなくなり、「根氣がない」状態になります。
腎臓が弱ると、物忘れが増えたり、耳が聞こえにくくなったり、尿が減ることもあれば、尿量が増え、頻尿になったりすることもあります。
このように腎臓の不調は老化現象として現れる場合もあるのです。
タッチフォーヘルスでは、
内臓と氣(エネルギー)と筋肉に関係性があることを明らかにしています。
タッチフォーヘルスでは、腎のはたらきを大腰筋の筋肉反射テストで調べることができます。
腎を元氣にするポイントは、おへその横に2〜3cm、そこから上に2〜3cmのところです。このポイントをクルクルとなでて下さい。
大腰筋のリンパポイントに働きかけることで、腎のはたらきが良くなり「根氣よく」行動することが期待できます。
参考本:
臓腑経絡学、東洋医学概論
東洋医学の基本講座
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本日も、読んで頂き、有難うございました。