【三焦経は水分の通路】「お肌、カサついていませんか?」
キネシオロジーは臓器と経絡と筋肉エネルギーの関係性を、明らかにしました。
タッチフォーヘルスでは三焦経の筋肉は小円筋、縫工筋、薄筋、ひらめ筋、腓腹筋です。これらの筋肉のバランス調整をすることで三焦経が整います。
手首や肘の問題がある時は小円筋が関係しているかも知れませんし、縫工筋が弱いと骨盤がねじれることもあります。
ひらめ筋、腓腹筋が弱いと膝の問題をかかえているかも知れません。
東洋的な考え方では、体を作っているのは、氣、血、水(津液しんえき)としています。
水(津液しんえき)は体の中にある血以外の水分です。
三焦は、皮膚と臓腑の間にあり、組織や器官のすき間に入り込んでいると考えられている水分の通路です。
水と、からだの表面をおおって、身体を守っている氣(衞氣えいき)は三焦を通って、からだの奥深くから体の表面まで、広がっています。
心包とペアになりますが、それほど強い結びつきはありません。
三焦は「決瀆の官」(けっとくのかん)と呼ばれています。
三焦とは、特定の器官をさすのではなく、飲食物を消化吸収し、それを氣、血、水(津液しんえき)として全身をめぐり、体内の水路を整え、不用なものを尿、便として排泄される総合的なはたらきをするとされている。
三焦は体内の水分の流通と排泄の器官であり、水分流通と排泄の通路でもあります。
上焦、中焦、下焦に分けられる。
上焦は体温調節をします。
上焦は横隔膜から上の機能を指します。
心・肺と関係が深く、呼吸運動や飲食物を受け取って体温調節を行います。
中焦は氣、血、水(津液しんえき)の調整をします。
中焦は横隔膜から臍(へそ)までの間の機能をさします。
脾•胃との関係が深く「地の氣」飲食物の精気をつかさどり、胃と脾の働きを補います。
下焦は輸瀉(ゆしゃ)作用があります。
輸瀉とは体内の不要な物質を輸送する働きのことです。
下焦は臍から下にある腎•小腸•大腸•膀胱などと関係が深く、下焦のはたらきは体にとって、いらなくなった水分を尿や便として排泄することです。
《三焦「決瀆の官」について》
「決」とは疏通(そつう)という意味です。つまり、途中で妨げられることなく、良く通じることです。
「瀆」とは溝をのことです。
「決瀆」とは溝の中の水をスムーズに流すことです。
このことは、三焦はあたかも溝の水路の流れを管理する役人のように体内の水分水液を上下にながし、体外に排出することを管理するできるという意味です。
経絡を整えることの重要性は、強調して、し過ぎることはありません。
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本日も、読んで頂き、有難うございます。