【前頭前皮質にはたくさんの別名があります。】
タッチフォーヘルスのESRの理解を深めるために前頭前皮質について、調べました。
※参考にしたのはポールデニッソン著、
石丸賢一訳「ブレインジムと私」です。
前頭前皮質は、目のすぐ上あたりにあり、大脳新皮質前部の30%を占めていると考えられます。
前頭前皮質には、たくさんの別名があり、前脳 前頭葉 前頭前野などと呼ばれています。
前頭前皮質を「天使の頭葉」と読んでいる人もいます。
前頭前皮質には
愛、思いやり、共感、理解といった性質があると考えられるからです。
前頭前皮質は短期記憶をつかさどっているので、計画を立てたり、感情や行動を「管理する」機能を調節することができるのです。
前頭前皮質は私達の体の動きや感覚能力と同時に発達していくと言われています。
手を伸ばしたり、体を回したり、駆け出したり、這ったりり、立ったりして発見したことと、匂いをかいだり、味わったり、触れたり、見たり、聞いたりして発見したことが、統合して感情につながるということです。
すなわち感情とは、私たちが自分の周りの環境につながったり、切れたりする能力のことです。
ここからはESRの説明になります。
両目の上、眉毛と額の生えぎわの真ん中
あたりを、軽く触れて下さい。
眉毛から何センチ上、というような、細かいことは氣にしないでやってください。(この点は、マシューに確かめました。)
ストレス状態になると、額の前頭筋が、まず、最初に収縮します。
前頭筋が収縮すると、前頭葉の前頭前野に流れる神経血管の動きを妨げることになります。
前頭筋に優しく触れて、前頭筋をリラックスさせることができれば、他の表情筋もリラックスして、神経血管の流れが妨げられることもなくなるのです。
理性的思考をつかさどる前頭前皮質の血流が増えれば、前頭前皮質の繊維組織の発達がうながされ、その結果「戦うか逃げるか」という反応が起きないようになり、どんな状況にも、新たな活動や反応で対処できるようになるのです。
自分の手で、額に触れるだけで、前頭前皮質の活動をサポートすることができるのです。
これがESRです。
前頭前皮質が機能しているときには、
目標を設定し、意図を持って動き、自分にしっかりと向き合えるようになるのです。
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本日も、読んでいただき、ありがとうございました。