【氣のはたらき】
氣は目には見えず、常に動き、変化し続けています。
あらゆるものに動きを与え、あらゆるものを変化させます。
氣には7つの動きがあります。
上昇 下降 出る 入る 集まる 散る 状態が変わる
これ以外にも氣には4つの具体的な定義があります。
元氣、宗氣、営氣(栄氣) 衞氣があります。
元氣の源は腎精です。「元」には起源や根源という意味があります。元氣は一生涯において、身体機能の向上をはかどらせる重要な氣です。
精は起源の本質です。氣は目に見えず、形もありません。
それに対して精は目に見え、はっきり形あるものです。
精には具体的な定義があります。例えば、先天の氣である腎精です。
東洋的な考えでは、人間は一定量の氣を持って生まれるという考えがあり、先天の氣が充実している人ほど、丈夫で健康です。
日常生活の中で命のエネルギーを使い減らし、年齢を、重ねることで生まれ持ったエネルギーが消えていきます。
ですから、生まれた時に持ち合わせていた程度に氣を維持し、長生きして活動的で充実した人生を送ることができるように、食物や呼吸、氣の動きを通じて吸収し、補う必要があるのです。
腎精は一種の蓄えですから、身体に直ぐには、利用できません。腎精が使える形になると、あらゆる生命活動、成長や生殖活動を、促す力である元氣になります。
精や氣がみなぎっていると、身体は活力にあふれ、イキイキとします。さもなければ、弱々しくて病氣がちになるでしょう。
=================
本日も読んでいただき、有難う御座いました。