【5種類の動物とその動作で元氣になる】
京都に前泊し、大きな荷物と一緒に玉水駅に降り立った。
2014年12月19〜21日五禽戯(ごきんぎ)の講座を受けるために、やってきた。
五禽戯を教えてくださるかたは、タッチフォーヘルス インストラクター養成講座の講師でもあったエイミーチョイ先生です。
東洋医学の本を読んでいると華佗という名前を目にします。
華佗は、今から約1800年前、中国の東漢時代に活躍した名医で、古代中国から伝わる気功法「導引」「吐納」と、この時代に、既に根付いていた動物を真似る技法を活用し、5種類の動物の動作、姿勢、習性を真似する運動術を開発した人物です。
華佗が記した医典はありませんが、西晋時代(265年〜316年)に陳寿によって記された『三国志・華佗伝』に、五禽戯の創造が史実として記されています。
この『三国志・華佗伝』で、「わたしにも一つ長生法があり、それを五禽戯(5つの動物ので動作)と名付けてる」
第一が虎(木)
第二が鹿(水)
第三が熊(土)
第四が猿 (火)
第五が鳥(金)
と呼び、この運動によって病氣を予防できるだけでなく足腰も鍛えることができるという古代人の運動法(導引)なのだよ、と華佗が話したと言われています。
また華佗の弟子である呉晋は長らく五禽戯を実践し、死ぬまで耳も目もはっきりし、歯もしっかり全部揃っていたといわれています。
氣は世界を創造する源である、と古代中国人は考えました。
氣はあらゆるものを創造する要素であり、天地万物を繋ぎ合わせる『共通要素』だと考えていました。
東洋医学では、人の体を作っている基本的な要素は氣・血・水としています。
氣はあらゆるものを作っている基本単位
血は全身に栄養を運び、うるおす液体で、西洋医学でいうところの血液とは、やや異なります。
水(津液しんえき)体の中にある血以外の液体
氣はあらゆるものを作っている基本要素なので、私達の体も氣で成り立っていると考えます。体が生命活動を、おこなえるのも、氣の働きとされています。
氣は目には見えませんが、常にうごき、絶え間なく変化し続け、あらゆるものに動きを与え、あらゆるを変化させます。
氣の動きによってもたらされる氣の変化は、あらゆる現象やその変化を支える原動力です。
氣には7つの動きがあります。
上昇、下降、出る、入る、集まる、散る、状態が変化する
このような氣の動きが生物に氣の変化をもたらすのです。
動物、人間の誕生、成長、成熟、老い、死。
植物の発芽、成長、開花、結実、枯死
これらは、すべて氣の動きによる変化です。
氣はすべての共通要素ですから、あらゆるものを結びつけ、さらに発展させます。
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本日も、読んで頂き、有難う御座いました。