【腎臓】
精をたくわえ成長を助ける【腎】
腎は「作強の官」と呼ばれ、
魂だけでなく、液体圧の調整に関わっていて、成長や発育そして生殖において、とても重要な機能を果たします。
血液は、腎臓を通る時に最も圧力が高くなります。毒素がろ過されて、はじきだされて、栄養分が体の必要とするところに運ばれます。
水は、神秘、感情、そして魂を象徴します。
腎経の機能は、人生のこのような側面に関わります。
中医学では、腎臓は生命力の貯蔵庫であると言われていて、強い魂的な側面を持ちます。
腎というのは身体の強力な力を出す元であって、これをしっかり丈夫にしておくと様々な細かい仕事を根氣よく続けることができるのです。
よく「根気がない」というけれども、結局は腎精・腎氣が弱っているのである。もちろん腎が弱るのは他臓との兼ね合いもある。その中でも特に心神が腎精、腎氣と密接な関係を持っている。
心神が安定すると腎の弱りもフォローアップされるし、生まれつき元氣で爽やかな者はやはり腎が、しっかりしているということです。
腎の臓というのは精と神(志)を入れている一つの器であり、生命の根本になる(人間の形、精神作用を一斉包み込む舎〈うつわ〉である。生命の根源である。)この根本という考えが、『難易』に於いては原気学説と重なって、臍下丹田、根本といった所を強調するようになった。→以下省略 。 さらに詳しく知りたい方は「臓腑経絡学」腎の蔵象をお読みください。
五臓六腑は全て繋がっているが、長命と健康を考えると、結局、腎をどのように守れるか、ということに尽きるのです。
腎の経絡は大腰筋に繋がっています。
腎経がしっかり機能しているか、いないかを確かめるためには、大腰筋の筋肉反射テストをおこなえば、良いのです。
脚を斜め45度前に出し、足先は外側に向けます。そして、その脚を後ろ側に押してて、カチッと止まったら、腎経は、強いと判断します。
参考本:
タッチフォーヘルス完全版
臓腑経絡学
東洋医学の基本講座
ツボ単