【イライラ、怒りっぽい原因は肝経にアリ】
国際キネシオロジー大学公認タッチフォーヘルス ・インストラクターの古里舟光湖です。
肝のバランスがとれているかどうかは、「大胸筋胸肋部」の筋肉反射テストをすれば、分かります。
もし、筋肉反射テストで「大胸筋胸助部」が弱くなっていたら、右のアンダーバストのところをこすれば、良いのです。
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肝経について
肝は「将軍の官」と呼ばれています。
「将軍の官」は
戦いの統率者のことであり、これには2つの意味があります。
①邪氣に抵抗する。
②将軍というだけあって、肝は非常に猛々しい性格を持った臓器です。
肝には「氣」と「血」にかかわる大事な機能があります。
1つは、氣を体のすみずみまで行きわたらせる機能です。(疏泄そせつ)のはたらきです。
氣は体内を上ったり下りたり、組織に入ったり、出たりしています。このような氣の動きを肝が調節しているのです。
2つ目は、臓血の機能です。
肝は血を貯蔵して、体が必要としている血の量を判断して、最適な量を心へ送り出します。
心は、ポンプのように、はたらいて血を全身に送り出します。
肝は過度の「怒り」を感じると正常な、はたらきが、出来なくなります。
肝はストレスに弱く、強いストレスを受けると、氣をうまく流せなくなり、感情が不安定になります。
イライラと怒りっぽくなり、頭がのぼせたようになって、めまいや耳鳴りも起こります。
こうなると、肝の状態は、ますます悪くなり、氣を巡らすことができなくなります。いつも疲れを感じるようになり、だんだんと全身が弱ってきます。
肝が弱ると臓血の機能も低下して、皮膚や髪のつやが失われ、女性は月経が遅れたり、出血量が減ったりします。
爪はもろくなり、目がかすんだり、手足が引きつったりします。
肝は評価、判断と関係のある臓器です。肝が考えて、胆が決断するのです
肝のはたらきが悪くなると、当然、判断力にも影響が出ます。
肝=月+干
「干」というのは、「幹」という意味なので、身体の中の幹となる臓器ということです。
肝心(もとは肝腎)要の臓器です。これは人間の体の中で肝と腎が重要なことを示しています。
つまり、五臓六腑の中で肝腎の位置する所は大きいということです。
肝は右脇、右腎の前にあって胃に並んで第9椎に附く。
視力は肝血よって維持されています。
目の状態を診て、肝の状態を知ることができます。
緑内障は肝と脾が大きく関係し、白内障は肝と腎が大きく関係しています。
タッチフォーヘルスのカラー本には、大胸筋胸助部と関係している問題は、緑内障、眼球前面の班点、そして肝臓の状態です。(中略)肝臓には、分かっているだけでも360の働きがあります。(中略)肝臓に負担がかかりすぎているために起こる長期の頭痛があれば、大胸筋胸助部に繰り返し働きかけると好転します。
と書かれています。
肝は「木」(五行)
「木」というのは、上下にのびのびと伸びていくものですが、これは、肝が持っている、自由に伸びようとする、または、外へ発散しようとする性質を表したものです。
ストレスなどにより、これができないと様々な病氣となって現れることになるのです。
肝のバランスがとれているかどうかは、「大胸筋胸肋部」の筋肉反射テストをすれば、分かります。
もし、筋肉反射テストで「大胸筋胸助部」が弱くなっていたら、右のアンダーバストのところをこすれば、良いのです。
氣のバランス調節をして、病んでいる氣を、元に戻して元氣になり、豊かな毎日を過ごしてまいりましょう。
タッチフォーヘルスは「自分の健康は自分で守る」という目的で作られました。1970年以来すでに全世界100が国以上で活用され、姿勢とエネルギー(氣)をバランスすることが元氣になる効果的な方法だと1000万人以上の人によって実証されてきました。
参考本:臓腑経絡学
東洋医学の基本講座
ツボ単
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本日も、読んでいただき、有難うございました。