【水を飲む】「その ②」

水を飲む②

「ブレインジムと私」p.415

脳内のミネラルが電解質と呼ばれる火花を作り出します。電解質の荷電粒子つまり正または負の電気を持つ粒子は、細胞から細胞へと運ばれる信号に関わっています。

たとえば川をさかのぼる鮭は、滝に行き当たると、水が落ちているところの川底で円を描いて泳ぎます。この動きをすることで、鮭は落ちてくる水により生成された電荷を吸収し、そして最終的には、滝をのぼるという奇跡的な力の助けとするのです。

もし、電解質が魚に対してこれだけのことができるのだとすれば、人間の脳にどれだけのことができるかを考えてみてください。

飲む水の量だけではなく、その水質をも考慮に入れることが重要です。

研究の結果、塩素と、ガンの間に関係があることが示唆されているわけですから、普通の水道水は、常に疑ってかかるべきでしょう。

ついでながら、食品や水の添加物が有害ではないと、栄養学の分野で科学的に証明されるのを待つことはおすすめしません。つまり有害であることが証明されていないからといって、添加物が無害であるという意味ではないからです。

私は常識的なアプローチの方を好みます。つまり、自然が水に塩素を加えない以上、私は塩素処理をしている水を飲みたいとは思わないのです。




自然を信頼してください。そして人間が行ってきた自然への干渉を、すぐに信頼することはしないでください。
20世紀に素晴らしい進歩をとげたとはいえ、人間の生理学に対する科学的理解は、まだまだ初期段階にあるのです。

天然水はその純粋さと含有されるミネラル分から考えて、人間の体にとって申し分のないものだとわかっています。

しかし、不幸にも天然水を買うのは、必ずしも最善の解決法だというわけではありません。それだけお金がかかるということもありますし、場合によっては、ペットボトルからの汚染や、ボトルが保管されている間に水の中で増殖している微生物による汚染の心配もあるのです。

もし、きれいな井戸水が採取できるなら、それは良い選択肢になるでしょう。

もし井戸水が手に入らないなら、5段階の逆転浸透フィルターを備えた浄水器で、水道水を浄化することを提案します。

家に浄水器を備え付けてもよいですし、多くのスーバーマーケットにあるディスペンサーで、フィルターを通した水を手にいれることもできるでしょう。

しかし、フィルターを通すと、ミネラル分が欠けてしまうという、思わぬ影響もあります。従って飲む前に、水に微量のミネラルを加えるのが賢明かもしれません。

今日もよんでいただき、有難うございました。

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